コラム

「改善しよう」が口癖の組織ほど、改善が進まない理由

リビカル編集部 約2分で読めます
「改善しよう」が口癖の組織ほど、改善が進まない理由

「うちの会社は改善意識が高い」。こう自負している組織は少なくありません。

しかし、実際に現場を見てみると、改善の話はたくさん出るのに、具体的なアクションにつながっていないケースが驚くほど多いのです。

「改善」が会議のためのワードになっていないか

会議のたびに「改善が必要だ」「もっと効率化しよう」という言葉が飛び交う。でも、具体的に何をどう改善するのかは、次の会議に持ち越される。

これは「改善ごっこ」とでも呼ぶべき状態です。改善という言葉を使うこと自体が、何かをしている気分を生み出してしまっているのです。

改善が進まない組織の3つの特徴

完璧を求めすぎる

「もっと良い方法があるはず」と検討を重ねるうちに、何も始まらない。完璧な計画ができるまで動かないのは、実は最大の非効率です。

担当者を決めない

「みんなで改善しよう」は聞こえがいいですが、実態は「誰もやらない」と同義になりがちです。小さくてもいいので、具体的な担当者と期限を決めることが大切です。

成果を振り返らない

改善施策を打っても、その効果を測定しなければ、うまくいったのかどうかわかりません。「やりっぱなし」は次の改善への学びを失わせます。

口癖を行動に変えるには

改善を「言葉」から「行動」に変えるためのシンプルなルールがあります。

「改善しよう」と言ったら、その場で一つアクションを決める。

これだけです。会議で「この業務を改善したい」と誰かが言ったら、「では、来週までに誰が何をしますか?」と問いかける。この習慣だけで、組織は確実に動き始めます。

まとめ

改善は、語るものではなく、やるものです。大きな変革よりも、小さな一歩を積み重ねていくこと。それが、本当に改善が進む組織の姿だと、私たちは考えています。

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元山文菜

この記事を書いた人

元山 文菜

株式会社リビカル 代表

自治体・企業・医療機関など多くの変革現場に伴走。その中で見えた、理屈通りにはいかない組織の"揺れる瞬間"を記録します。デジタル時代の経営と現場のリアルな葛藤まで。著書に『業務改善の問題地図』『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』