働き方改革

リモートワークで失われがちな「雑談」を仕組みで取り戻す

リビカル編集部 約2分で読めます
リモートワークで失われがちな「雑談」を仕組みで取り戻す

リモートワークが定着した組織で、よく聞かれる悩みがあります。

「業務連絡はできるけど、ちょっとした相談がしにくくなった」「チームの一体感が薄れている気がする」——こうした声は、雑談の減少に起因していることが多いのです。

なぜ「雑談」が重要なのか

オフィスでの雑談は、単なるおしゃべりではありません。実は以下のような機能を果たしています:

  • 情報の非公式な共有:会議では出てこない現場の生の声が伝わる
  • 心理的安全性の構築:気軽に話せる関係性がベースにある
  • 問題の早期発見:「ちょっと困ってて…」という一言から問題が表面化する

リモートワークでは、こうした偶発的なコミュニケーションが意図的に設計しない限り発生しません。

仕組みで「雑談」を生み出すアイデア

1. バーチャル雑談タイム

週に1回、15分程度の「雑談専用」の時間をカレンダーに設定します。ルールは「仕事の話はNG」。最近観た映画や週末の予定など、気軽な話題で参加者同士のつながりを維持します。

2. Slackの「分報」チャンネル

各メンバーが「いま何をしているか」「こんなことがあった」を気軽に投稿するチャンネルを作ります。Twitterのような感覚で使えるため、心理的なハードルが低いのがポイントです。

3. ランダムコーヒーチャット

月に1回、ランダムにペアを組んで15分の1on1チャットを行います。普段あまり接点のないメンバー同士の交流が生まれ、組織の横のつながりが強化されます。

導入のコツ

仕組みを導入する際に大切なのは、強制しないことです。

「参加したい人が参加する」というスタンスを明確にし、まずはマネージャーや推進役が率先して参加することで、自然と参加者が増えていきます。

まとめ

リモートワーク環境では、雑談は自然には生まれません。しかし、ちょっとした仕組みを用意するだけで、チームのコミュニケーションは大きく改善します。まずは一つ、試してみてください。

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元山文菜

この記事を書いた人

元山 文菜

株式会社リビカル 代表

自治体・企業・医療機関など多くの変革現場に伴走。その中で見えた、理屈通りにはいかない組織の"揺れる瞬間"を記録します。デジタル時代の経営と現場のリアルな葛藤まで。著書に『業務改善の問題地図』『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』